赤ちゃんの安全についてBaby safety

新生児の安全を守るための取り組み。

隣接するNICU病棟やGCU病棟との24時間体制での連携や、新生児蘇生法(NCPR)を取り入れたお産のサポート、新生児室のセキュリティなど、新生児の安全につながる情報をご紹介します。

早期母子接触

早期母子接触とは正期産の新生児が出生直後に実施する母子の皮膚接触の事を言います。
当院では、ご希望と、母子の体調に応じて、出産後状態が落ち着いた時点から、産後2時間までを目安に、赤ちゃんと過ごす時間が持てるように配慮して実施しております。


効果

  • お母さんのもつ正常な細菌が赤ちゃんに移行し、赤ちゃんの免疫力が高まります。
  • 赤ちゃんの呼吸が穏やかになります。
  • 赤ちゃんの心拍数や体温が安定します。
  • お母さんと赤ちゃんの絆を深めます。

帝王切開を受けられる方

注意点

赤ちゃんはお母さんのおなかの中から生まれてきたばかりなので、早期母子接触の有無にかかわらず、急変する可能性がありますので、モニターを装着した状態で実施し、頻回に観察させていただきます。

早期母子接触ができない場合

  • 帝王切開や、正期産(37週)未満の出産
  • 赤ちゃんの状態が安定しない場合。
  • お母さんの状態が安定しない場合。
  • その他、医療側の判断により、実施が困難と判断させる場合。

赤ちゃんの変化がすぐにわかるように、赤ちゃんにモニターを装着した状態で実施していただきます。

新生児蘇生法:NCPR

出生児の約10%は出生時に呼吸しはじめるために何らかの助けを必要とし、1%は積極的な蘇生手段を必要とすると言われています。
当院では、産科病棟に所属するすべての産婦人科医、小児科医、助産師・看護師が新生児蘇生法の専門コースを取得し、お産をサポートしております。
NICU・GCUスタッフとともに合同訓練を行っています。

新生児科医との連携

当院の分娩室とNICU病棟、GCU病棟は隣接しており、24時間連携をとっています。
出産前から情報共有を行い、出産時の初期蘇生が必要な場合の専門的なサポートや、出産後も毎日情報共有をし、赤ちゃんの状態を観察しています。
お母さんの基礎疾患により、赤ちゃんに採血が必要な場合や、注射が必要な場合も適切に行います。
退院前に、新生児科医による退院診察を行い、万全な状態で退院することができます。

マシモモニターについて

当院では、赤ちゃん全員に、出産直後から、退院まで24時間マシモモニターを装着し、赤ちゃんの酸素飽和度(体に酸素が適切に回っているか)、心拍数を測定し、赤ちゃんの呼吸、循環状態を常に把握できるようにしています。
ナースステーションにもWi-Fiでデータが飛んでいますので、同室していても安心です。

マシモモニターについて

レスキューママ

スリングタイプの災害時用 新生児避難具であるレスキューママを、各コットに1セットずつ置いています。
災害の時も、赤ちゃんと一緒に避難することができます。

レスキューママ

新生児室のセキュリティ

当院の産科は、お母さんと赤ちゃんを守るために、24時間セキュリティのかかったエリアでお過ごしいただけます。また、新生児室にもセキュリティがかかっており、産まれたばかりの赤ちゃんを、様々な感染から守ります。

愛知医科大学病院 産科・婦人科 Aichi Medical University Hospital

〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1

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