外来Outpatient
産科・婦人科の疾患に対する診断・治療技術と看護体制を敷いて診療を行っています。
主な対象疾患
- 一般産科(妊婦健診・分娩)
- ハイリスク産科(前置胎盤・多胎妊娠・妊娠高血圧症候群など)
- 合併症妊娠(糖尿病・自己免疫疾患・卵巣腫瘍合併)
- 母体救命(産後出血)
- 婦人科良性腫瘍(子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣腫瘍)
- 婦人科悪性腫瘍(子宮頸癌・子宮体癌・肉腫・卵巣癌・絨毛癌)
- 異所性妊娠(子宮外妊娠)・胞状奇胎
- 月経不順・不妊症
- 更年期障害・骨粗鬆症・脂質異常症
腹腔鏡下手術
当院には婦人科内視鏡技術認定医が複数名在籍しています。
良性卵巣腫瘍、子宮筋腫など、当院では積極的に腹腔鏡手術を行っています。また、2014年に子宮体がんに対する腹腔鏡手術が保険診療として認可され、さらに子宮頸がんに対する腹腔鏡手術が2018年から保険診療の適応に認可されたため、これらの子宮悪性腫瘍を腹腔鏡手術で治療できるようになりました。腹腔鏡での手術適応の可否や、詳細に関しては外来でご相談ください。
また、子宮鏡技術認定医も在籍しており、子宮鏡も積極的に導入しています。
腹腔鏡手術に関する詳細は手術のページをご覧ください。
悪性腫瘍
悪性腫瘍の治療後管理や術後化学療法、子宮頸部異形成の経過観察を行っています。
近年、再発あるいは転移した悪性腫瘍に対する薬物療法は、分子標的薬など新たな抗がん剤の登場により治療成績が格段に向上しつつあります。当科においても診療ガイドラインに従って、患者さん一人ひとりに最善と考えられる標準治療を提案させていただきます。また、外来化学療法についもて、ご希望があれば可能なかぎり対応させていただいております。治療時の体調や検査値にもよりますが外来化学療法に対するご質問やご要望がありましたらお気軽にお尋ねください。セカンドオピニオンについても希望があれば遠慮なくお申し出ください。
更年期外来(予約制)
更年期・閉経前後のホルモン障害などに対してホルモン補充療法を積極的に行っています。従来のE1内服薬を用いたホルモン補充療法に加え、最近ではE2の経皮製剤&プロゲスチン含有経皮製剤、E2の経口製剤、ジェル製剤なども取り揃えています。更年期障害に伴う脂質異常症にも種々のホルモン剤を用いた治療が選択できます。
また、子宮内膜症症例の増加に伴い、第4世代のプロゲステロン製剤であるジェノゲストや低用量ピルによる術後管理もあわせて更年期外来でも担当しています。
いずれの専門外来も疾患や治療の説明に十分な時間を要するため、完全予約制で診療しています。
女性ホルモン値やコレステロール・中性脂肪の結果も当日の内にお伝えできるようほぼ全例、予約制で行っています。(前日夜以降は食事を摂らずご来院ください)。
骨塩量測定は予約検査となっています。
ハイリスク妊婦外来、妊婦外来
ハイリスク妊婦外来
ハイリスク産科(妊娠高血圧症候群、多胎妊娠、前置胎盤など)、合併症妊娠(糖尿病、高血圧、自己免疫性疾患、卵巣腫瘍、精神疾患など)、胎児異常(胎児奇形、胎児発育不全、感染症など)を中心に診療しています。
妊婦健診
- 妊婦健診は、原則として、同じ曜日で同じ医師での受診をお願いしております。
- 愛知県内にお住まいの方は、公費券を使用しますのでご持参ください。
- 里帰り等で、県外の公費券をお持ちの方は、健診時の領収書を保管していただき、後日お住いの市区町村にてご相談ください。
里帰り出産
- 遅くても妊娠32週ごろまでに当院にお越しください。(帝王切開予定の方は妊娠初期に一度来院していただき、手術予約をしていただくことをお勧めします。)
- 来院の際は、紹介状を必ずお持ちください。
- 分娩予約は来院時にさせていただきます。
助産師による面談
- 初診時、妊娠中期(分娩予約時)、妊娠後期に助産師による面談を行っております。面談は、予約ではなく、健診時に声をかけさせていただきます。
- 健診時に、助産師との面談をご希望の方は、いつでもスタッフにお声がけください。
すこやかFAMILYBOOK
当院で出産予定の方を対象に、すこやかFAMILYBOOKという冊子をお渡ししています。
すこやかFAMILYBOOKには、妊娠初期から産後までの、参考になる情報が載っています。
乳房外来
当院でご出産された方で、乳房のトラブルや悩み・授乳相談などに対応しております。
ご希望される方はお電話下さい。
月曜日午後・金曜日午後(緊急時は他の曜日でもお受けしています)
両親学級
新型コロナウィルス感染防止のため、全両親学級開催を中止しております。
分娩・産後についての、後期両親学級の内容は、以下をクリックし、インターネット上で内容を閲覧していただくことができます。
周産期サポートチーム
妊娠中から産後までサポートをさせていただくために、医師・助産師・看護師だけでなく、NICUスタッフや院内の臨床心理士、ソーシャルワーカー、また地域の保健師など多職種と連携を図っています。